天津大神は造化の業即ち万物を作られすべてを生み成せる事「産霊に資りて成り出ずる」(古事記)とあり、人の生・老・病・死・吉区・吉縁・商才・学業・生産・芸術等々すべての事を人々に分けへだてなく御守護賜る大神様であります。
又御門前には人々を明るき方向にお導き下さる光明稲荷大神を御祀り致しております。
どうぞご参拝下さい。お幸せに。
皆々様には益々御清祥の御事と慶賀に存じます。
天津大神様の御神威いよいよ御発揚賜り皆様方も御恩頼を授けられ喜びにあふれた日々であり度いと天津神社では御信者御一人一人の方々の御祈祷を致して居ります。
一層の御精進を賜り御誘い合わせの上多数ご参拝下さいませ。
古事記で、天地開闢のときに高天原に出現し、万物生成化育の根源となった三神三柱の神を『造化の三神』と言われています。
いずれも「独神(男女の性別が無い神)」として成ってそのまま身を隠したと言います。
神名は、天(高天原)の中央に座する主宰神という意味である。宇宙の根源の神であり、宇宙そのものであるともされる。
『古事記』、『日本書紀』とも、その後の事績は全く書かれておらず、「中空神」とも言われる。『記紀』神話が形成される上で創造された観念的な神と考えられ、それには中国の天帝の思想が影響したものと考えられる
この世界の姿が確定する天孫降臨以前の万物の創造を天御中主神・高御産巣日神(高皇産霊神)・神皇産霊神の造化三神によるものとした。この三神は復古神道においては究極神とされ、なかでも天御中主神は最高位に位置づけられている。
高御産巣日神は古事記で、天御中主神の次に、対になる神産巣日神とともに出てくる神様です。
この神様はしばしば高木神(たかぎのかみ)とも呼ばれます。また、高御産巣日神は古事記での書き方ですが、日本書紀では高皇産霊尊と書かれます。
一般に民俗学者は神様の系統というのは高天原系(天神系)と出雲系(地祇系)に分かれると指摘していますが、基本的には高御産巣日神は高天原系の祖神、神産巣日神は出雲系の祖神と考えられます。
このため、高御産巣日神は後に葦原中国平定の時、天照大神とともに、諸神にいろいろな指示を出しています。
なお「むすび」とは古神道的な解釈においては、「結び」で、結びつける或いは産み出すという意味を持ちます。(結合は生成である)
『古事記』では神産巣日神、『日本書紀』では神皇産霊尊、『出雲国風土記』では神魂命と書かれる。
本来は性のない独神であるが、造化三神の中でこの神だけが女神であるともされる。また、先代旧事本紀においては、高皇産霊神の子であるとも言われる。
大国主が兄神らによって殺されたとき、大国主の母が神産巣日神に願い出、神皇産霊尊に遣わされた蚶貝姫と蛤貝姫の治療によって大己貴命は蘇生する。
『古事記』では、少彦名神は神産巣日神の子である。
「産霊」は生産・生成を意味する言葉で、高皇産霊神とともに「創造」を神格化した神であり、高皇産霊神と対になって男女の「むすび」を象徴する神でもあると考えられる。